ご挨拶
理事長 横山光昭
高齢化が進み高齢者の快適な老後生活の保障が大切な課題との背景の下 平成2年5月に老人保健施設“あさぎりむつみ荘”を設立。開設当初は「医療機関と家庭の橋渡し」のキャッチフレーズでスタートしました。
平成12年 介護保険制度が導入され生涯住み慣れた地域での生活を支援~援助する施設として一般にも開放され閉じこもりがちな要援護弱者高齢者の支援~介護施設へとさま変わりしました。
開設30年が経過し高齢化とともに利用者の重度化・医療ニーズの高まり・認知症の増加・核家族の進行・共働きの増加・老々介護・認々介護等が急増し要援護者の程度により機能訓練の内容が大きく変化してきました。
生活リハを中心とした介護施設(事業所)にあっても 多様化する通所(デイ)事業。例えば 疾患別・ADL IADL別・特定メニュ中心・リハビリデイ・運動型デイ・活動 快楽型デイ等々があり 更に 短時間型・長期間型・夜間型・宿泊型等 非常に複雑です。しかし医療法人が経営する為 看護師・常勤医師が常住し 残存する身体機能を活用し生活機能維持・向上を図り 利用者が居宅に於いて 可能な限り自立して暮らしていけることを目的 また 重度介護者対応・突発的急変にも適時 対応可能で 医療行為(喀痰吸引)・医療ニーズ(胃瘻・ストマ(人工肛門装着)・在宅酸素・HIV感染症等の方も 受け入れ可能で 医療機関でのリハビリ卒業後の回復・維持リハビリ目的 及び 家族負担軽減等のお手伝いが出来ればと考えております。
令和7年「地域包括ケアシステム」の構築を目指し地域ケアが 大きく変わろうとしています。日常生活圏域に於いても 医療と介護も一体的に提供し 住み慣れた地域で 安心して暮らせる地域社会を目標としています。
利用者の尊厳を守り 安全を配慮しつつ 生活機能の維持・向上を 目指し 総合的に援助し 家族や地域の人々・機関と協力して 安心して自立した生活が続けられることを願いつつ また 常に 援助の必要な人達を恋人と思い また ある時は 恋人の両親と思い 温かい手を 差し伸べ お手伝いができればと考えております。